富岡製糸場

暑いので軽井沢に避暑に行くことにした。

渋滞情報を見ると、関越が真っ赤になっていたので、

一般道を行くことにした。単にケチっただけだが。

国道254号をひたすら進む。

そういえば、周りのクルマは制限速度プラスアルファぐらいの

結構ゆったりしたペースで走っているのが多かった。

ガソリンが高いものだから、皆エコドライブ化しているのだろう。

まあ、事故も減るだろうしイイコトだろう。

たまに、飛ばしてる車も居るが、赤信号に引っかかって、結局追いつかれている。

恐らく信号が系統制御された国道なのだろう。

早く気が付けば良いのにと思うが、カッカしているドライバーにはムリか。


寄居で国道254号に入る右折レーンに入るのを忘れて、秩父方面への

国道140号に入ってしまった。

慌てて、その先の信号で右折して戻ることにしたが、曲がった先が

すぐ警察署の敷地だったのでアセった。


富岡市に入ると、目指せ世界遺産などというスローガンとともに、

富岡製糸場の案内が目立つようになった。

前から気になっていたので立ち寄ることにした。

市営のパーキングにクルマを止めて外に出ると、あぢぢぢ。

富岡製糸場までは数分の歩きだが、汗が出てくる。


レンガ造りの門とその奥に同じレンガ造りの建物が目に入ってきた。

製糸場だ。

なんとなく刑務所な感じがした。入場料500円を払い中へ。

ボランティアガイドが集団を率いて説明していたので、そこにまぎれる。

しばらく聞いていたが、若干冗長な感じもしたので、抜け出す。

いろいろと建物があるが、繰糸工場がメインだろうと思う。

ズラーっと繰糸機が並び壮観だ。

現在でも碓氷製糸場では、富岡製糸場と同じようなやり方で絹糸を製造していると

ビデオで流されていた。

富国強兵のシンボルとして富岡製糸場が位置づけられていたと思うが、

朝から晩まで女工たちがこき使われていたと思っていたら違うとのことだった。

官営の模範工場で一日8時間労働。今の長時間労働のサラリーマンに比べて

格段に良い扱いだったと思う。

ほかにも建物はあったが、内部にまで入れるのは繰糸工場とあと一つ、みやげ物コーナーが

入っている建物ぐらいで、結構見学区域が狭い感じがした。


富岡製糸場を出て、下仁田の道の駅に立ち寄る。

神津牧場のソフトクリームを食べる。300円。

高いだけのことはあった。

ほかに、こんにゃく、ブルーベリー、野菜などを購入。


寄り道ばかりしていたせいで、肝心の軽井沢には夕方になってしまった。

アウトレットをちょこっとぶらついて、大したこともせず、

再び帰路についた。なんとなくムナシイ感じがした。

富岡製糸場でやめときゃよかった。