ムーンライト信州

3連休の中日。

時刻表をパラパラめくってたら、

新宿発白馬行きの臨時夜行快速「ムーンライト信州」という列車が

運行されることが分かった。

この列車に乗れれば、前から考えていた、

糸魚川直江津間の久比岐自転車道サイクリングを実行できる。

夕方、川口駅に行き、今晩出発分の指定席の空きを確認するとOKだった。

残念ながら窓側席は無かったが、まあ取れただけ良かった。

青春18きっぷの使えるこの季節、東海道線大垣夜行だったら売り切れ必至だろう。

一旦家に戻り、大慌てで自転車及び着替え・地図などを準備し、

22時過ぎに輪行京浜東北線埼京線経由で新宿へ向かう。

こんな時間に輪行しているヒトは自分以外見かけなかった。

信州号の乗り場、新宿駅の9番ホームにはそれなりに客が居た。

客層をざっと見ると、鉄道マニア、フツーの旅行客、酔客、登山客が殆どで、

自分のように自転車を持ち込んでいるヒトは居なさそうだった。

しかし、快速だから普通のボックスシートの電車が来ると思ったが、

昔のL特急の車両だった。

デッキに自転車を置くことになるのだけども、自分の輪行袋はバカデカサイズだから、

デッキと客室内の出入り口を塞いでしまう。

これは困ったなぁと思ったが、幸いなことに自席は先頭車両。

これ以上前には運転席があるのみで、念のため運転士に尋ねたらデッキへの通り抜けは

原則として無いとのことだったので、列車最前部のデッキに置くことが出来た。

23時54分新宿を出発。

指定席は全部売り切れとの放送が入っていたのにも関わらず、

態度のデカイヨッパライオヤジが松本までと言いながら、

車掌からきっぷを買っていた。全部売り切れのハズだが、

いくつかは予備の席があるようで、ヨッパライは別の号車の席を

案内されていた。

自分の隣の席も空いたままだった。

立川・八王子と過ぎても席の主は現れない。

もう来ないと判断し、八王子を出発したら2席使って横になった。

だいぶ狭いのだが、フツーに座っているよりはラクだ。

ほかの席の様子を見ると、2席に2人並んでいて横になれないのが

殆どだったので、自分はラッキーだった。

しかし、深夜になっても減灯しないのには参った。

アイマスクを持ってくればよかった。

なんとなく、寝たり目が覚めたりしながら、5時8分信濃大町で下車した。