野火止用水ポタ

朝6時半に目覚めて、今日こそは遠出するかと意気込んでいたが、

結局昼までゴロゴロしていて時間も無くなってしまった。毎度のパターン。

アテは無いが所沢方面にポタすることにした。

ウェストポーチに財布とケータイとデジカメを入れる。15時出発。

玄関から外に出ると、寒い。晩秋というか初冬の感じ。

まぁ、走っていれば暖かくなるのは分かっているので、半そでのまま。

しかし、空はどんより。雲行きも怪しいのがやや気になる。

国道17号新大宮バイパス笹目橋から荒川サイクリングロードへ。

相変わらずロードバイクが多い。

正直言って荒サイは景色的に面白くないが、ほかに信号無しでノビノビ走れる場所が

あまり無いから、ロードのヒトたちは必然的にここに来るのだろう。

新河岸川と荒川の合流点から荒サイを離れ、朝霞市街を経て志木へ。

朝志ヶ丘なんて地名が出てきた。朝霞と志木の中間地点?

志木駅前でポツポツと来た。清瀬方面への案内標識が出てきたが、

このまま行って雨がひどくなるとイヤだなぁなどと思って、その標識には従わず、

なんだか良く分からない道を進む。やがて雨は止んだ。

自分はこのまま行こうか、引き返そうかと迷うときには、まったく違う道を選ぶクセが

あるようだ。さすがに山ではそんなことしないけど。

トッパン通り」という道路が見えたので、そちらに進む。凸版印刷関係だろう。

まもなく、歩行者・自転車のみ通行可の遊歩道が見えてきた。

住宅地に挟まれて、なぜこの道が存在するのだろうか? 不思議だと思いその道を進む。

道なりに進むと、野火止ナントカと書かれた地名板が現れた。野火止用水の暗渠部分の

上に先ほどの遊歩道があったに違いない。区画整理中のような場所で遊歩道が

途切れてしまったが、適当に迂回して国道254号をスロープ付の歩道橋で渡ると、

野火止用水が地上に顔を出した。周りは木々で囲まれていて、好ましい雰囲気だ。

森や畑が広がる風景になり、いかにも武蔵野って感じだ。

用水沿いの道は途中で途切れてしまったが、平林寺の敷地沿いの大通りを行くと

用水の分流に沿って再び遊歩道が現れた。但しその入り口には数段の階段があるので、

自転車はちょっと担ぎになる。

農家の敷地内に農産物無人販売所があり、ナス、シシトウ、ジャガイモを買う。

それぞれ1袋100円。なんの脈絡も無い買い物だがなんだか楽しい。

関越道を立体交差で渡る。用水はどこに行ってしまったのかと思ったが、

本流と思しき本多緑道への案内標識が出てきたので、そちらに進むと、

どこかの体育館の裏手から、用水沿いの緑道が現れた。

進んでいくと間もなく緑道は終わり、そして水道道路にぶつかった。

幹線道路だけあって交通量が激増。用水沿いに遊歩道は取り付けられているが、

自転車は走りにくい。

道道路の前は武蔵野の面影が残る良い道だったのに、つまらない道になってしまった。

小金井街道と交差するところで、野火止用水の水は下水をキレイにした再生水が

使われている旨の看板がさりげなく出ていた。

なるほど。先ほどから野火止用水は清流?というくらいに水が澄んでいると思ったら、

こういうワケか。

ただ、再生水なので水遊びはしないようにとも書かれていた。見た目キレイでも

水遊びするぐらいにまではなってないのだろうか。

しかし、所沢街道を越えたあたりのところで、こどもが2人水遊びに興じていた。

東村山に入ると、ぶどう園やら梨園が出てきた。季節だよなぁ。

そういえば、バームウォーター1本だけで今まで走ってきたけども、ぶどう園の看板を見てから、

急にハラが減ってきた。

新青梅街道に出た。時刻は17時近くなっている。この先玉川上水まで野火止用水は続く

ということは途中の案内で分かったのだが、玉川上水までこの先何キロあるか分からないので、

やむなくここで帰ることにした。雨も再びパラパラきた。

次回は、野火止用水の最初から最後まで走ることにしよう。

新青梅街道は交通量激増。路側帯も無くヒヤヒヤものだ。追い風気味なのが救い。

佐渡ロングライドの時に、バナナは補給食に良いと実感していたので、

途中99円ショップでバナナを買って食べる。

更に、石神井公園そばのマックでチーズバーガーと水を食す。これは余計だ。

18時半頃帰宅。走行距離60キロ。