不思議なナンバープレート
この前の奥日光からの帰り道、日光宇都宮道路を走行中、
面白いというか、不思議なナンバーのハイエースを見かけた。
「777」のゾロ目とか、外国のナンバーみたいな横長の
「外交官ナンバー」といったものではない。
そういや、横須賀とか米軍基地があるところだと、Yという文字が使われたりする。
日本に駐留している米軍関係者のクルマに付けられているもので、
例えば、「横浜500Y1234」のように使われるが、そういう種類でもない。
で、肝心のハイエースだが、ナンバープレートの大きさは、日本車のものと同じだが、
[OVA 1191]
とだけ書いてあった。それ以外の文字は一切無し!
今市料金所で丁度、自分の車の前に停止したので、まじまじ見てたら、なんと封印がされてない!
封印というのはリアのナンバープレートを留めている左側のボルトに付けられるもので、
勝手にナンバーの取り外しができないようにするためのものだ。
道路運送車両法という法律で、ナンバーを返納するとき以外は外してはいけないと決まっている。
で、その封印が無い訳だから、これはいよいよアヤしい!
国際犯罪組織のシッポを掴んだか!
敵(?)に悟られないようにして、こっそりデジカメで撮影した。
家に帰って、とりあえず栃木県警にメールしておいたら、今日会社に電話がかかってきた。
県警の話では、そういうたぐいのナンバーというのはありえるということだった。
山口県の下関あたりで、韓国からのクルマによく見られるとのこと。
下関と韓国とを結ぶフェリーが就航していて、そのフェリーで韓国からのクルマがやってくる。
自国のナンバープレートのままではダメだが、ダンボールでもベニヤでもプラスチック板でもいいから、
自分で好きなナンバープレートを取り付けて、車両に自賠責保険などかけるなど手続きを踏めば、
日本国内を乗れるとのこと。
なんでも「道路交通に関する条約」を締結している国では、そういう扱いが出来るという。
「念のため写真送ってよ」と言われたが、まあ普通の観光客でしたということになるのが
オチだと思う。